小出が2位入賞し、控える団体戦へ好発進

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 8月に行われた関東女子学生選手権で出場権を獲得した小出真鈴(文構4=長野西)、今大会の予選を通過した鈴木ありさ(スポ4=東京・杉並学院)、新島有希(スポ4=神奈川・県立多摩)、清水日奈(スポ1=栃木・宇都宮文星女子)の4名が個人戦である朝日杯日本女子学生選手権に出場した。1日目のスコアで決勝に進めるかが決まり、早大からは小出のみが2日目の決勝ラウンドに残った。小出は2日間を通してイーブンでまわり、計144ストローク、全体でも2位という好成績を記録した。

小出のドライバーショット

 両日とも、序盤のホールが鍵になった。初日10番スタートの小出は、12番ホールで難しい位置にピンが切ってあったが攻めて寄せることに成功しバーディーをとり波にのる。2日目も10番スタートで、11番ホールと12番ホールで連続バーディー。プレーに自信がつき、スコアの伸びに繋がった。一方、ロングパターが決まらなかった点は悔やまれ、次戦への課題になった。

 実は小出にとって今大会の会場、千葉カントリークラブには良いイメージがなかった。1年生の時にラウンドした経験から長いコースだと感じていたが、今までのトレーニングの成果もあり短く感じたようだ。小出は「今までのように届かないとか、ウッドでしか狙えないというホールが少なくなっていてそれがやはりきょうのスコアに繋がったと思う」と振り返った。また、関東女子大学秋季Aブロックリーグ戦で苦しんだショットも練習量を増やしたこともあり改善され、好成績をもたらした。

2位入賞を果たし、笑顔を見せた

 「1年生の時と比べて全然飛距離が違うなと思ったので4年間の成長を感じられた2日間だったかなと思います」と小出が話すように、結果も残すことができ、非常に充実した大会になったはずだ。翌日から始まる団体戦、信夫杯日本女子大学対抗戦も同じく千葉カントリークラブで開催される。小出は「団体戦がメインで戦っているので、今回アンダーを出せなかった悔しさをあしたから2日間ぶつけて全員で優勝を掴み取りたいと思います」と意気込む。今年度最後の団体戦になる次戦、信夫杯。悲願の優勝は手に届くところにあるはずだ。

(記事 越智万里子、写真 越智万里子、曽祢真衣)


結果

▽個人成績

選手名 学部・学年 1日目 2日目 総合成績 総合スコア 総合順位
小出真鈴 文構4 72 72 144 ±0 2位
新島有稀 スポ4 80 記録なし 80 +8 34位タイ
清水日奈 スポ1 81 記録なし 81 +9 41位タイ
鈴木ありさ スポ4 83 記録なし 83 +11 46位タイ
※1ラウンド・パー72打
コメント

小出真鈴(文構4=長野西)

ーー2日間の振り返りをお願いします

2日間を通してイーブンということで、千葉カントリークラブは今まで良いイメージがなくて長いコースだなという印象だったんですけど、やはり今までトレーニングしてきた成果から結構短く感じたというか、今までのように届かないとか、ウッドでしか狙えないというホールが少なくなっていてそれがやはりきょうのスコアに繋がったと思うので、朝日杯はこのコースでやったのは1年生の時だけなんですけど、1年生の時と比べて全然飛距離が違うなと思ったので4年間の成長を感じられた2日間だったかなと思います。

ーーショットの調子が良かったということでしょうか

そうですね、ショットは調子よかったですね。秋のリーグ戦で結構悔しい思いをしたのでそこから練習量をかなり増やして練習してきたので、その成果が出てくれたかなと思います。

ーーパターはいかがでしたか

長い距離が決まるということはあまりなかったのでアンダーが出なかったという感じなんですけど、微妙な距離や短い距離が決まってくれたので、あまり無駄な1打は打たずに済んだかなと思います。

ーー良かったホールや印象に残っているホールは

初日は10番スタートだったんですけど、12番で結構難しい位置にピンが切ってあったんですけど攻めて近くに寄せてバーディーを取ることができて印象に残っているのと、きょうだと10番スタートで11、12番と連続してバーディーを取ることが出来たんですけど、やはりそこで少し安心できたというか波に乗れたと思います。

ーー文部科学大臣杯の出場権を獲得しましたが

文部科学大臣杯は初めての出場になりますが、信夫杯争奪日本女子大学対抗戦(信夫杯)があすから始まるので、信夫杯がメインなので今回5日間ラウンドありましたけどやはり団体戦がメインで戦っているので、今回アンダーを出せなかった悔しさをあしたから2日間ぶつけて全員で優勝を掴み取りたいと思いま