第100回関東大学リーグ戦 10月6日 埼玉・立教大学新座キャンパス
総当たり2巡目に突入した第100回関東大学リーグ戦(リーグ戦)。初戦を快勝で終え2位につけた早大はこの日、リーグ下位の明星大と対戦した。序盤から攻撃的なバスケットを展開する相手に対し苦しい時間が続く。第2クオーター(Q)で一時逆転に成功するが、相手の追い上げを前に38ー40で試合を折り返した。後半、相手のオフェンスが波に乗り始めじわじわと点差を広げられていく。必死に食らいつく早大だったが逆転には至らず、80-91で敗北。リーグ戦4敗目を喫し、順位を5位に落とした。
第1Q、ドライブを中心に攻撃的なバスケットを仕掛ける明星大に対し、リバウンドからセカンドチャンスをつくるも決めきれない時間が続く。5点のビハインドを背負い迎えた第2Q序盤、G城戸賢心(スポ2=福岡第一)のスリーポイントなどで11-0のランをつくり逆転に成功する。一進一退の攻防が続くなか、C石坂悠月副将(スポ4=東京・国学院久我山)がバスケットカウントを獲得。流れを引き寄せたかったが、一歩前に出ることはできず38-40で前半を終えた。
フリースローを放つ石坂副将
再度逆転を狙う後半、G岩屋頼(スポ3=京都・洛南)とF三浦健一(スポ2=京都・洛南)が外からも得点を重ね明星大の背中を捉える。波に乗りたい早大だったが、直後に0-7のランを浴び再び追いかける展開となった。さらに三浦がケガで離脱し試合が一時中断されるアクシデントが発生。悪い流れを断ち切ることはできず57-64で第3Qを終えた。最終第4Qも相手の勢いが止まらない。留学生選手にゴール下から大量得点を許し点差を広げられていく。F堀陽稀(スポ3=京都・東山)が果敢なリングアタックから得点を重ねるが、逆転には至らず80-91で敗北した。
ボールを運ぶ岩屋
リーグ戦4敗目を喫し、順位を5位まで落とした早大。これにより1部との入れ替え戦圏内である上位3チームから外れるかたちとなった。現在2部リーグは早大を含む4チームが9勝4敗で並ぶ混戦状態。1部昇格に向け、これ以上順位を落とすわけにはいかない。石坂副将も「ここからリーグ戦は他力本願のところもあるが、負けられない試合になってくる」と力を込めた。良いかたちで入れ替え戦に進むためにも、ここから着実に白星を重ねていきたい。
(記事 三浦佑亮 写真 大村谷芳)
第100回関東大学リーグ戦 10月6日(VS明星大)
1Q | 2Q | 3Q | 4Q | 合計 | |
早大 | 16 | 22 | 19 | 23 | 80 |
明星大 | 21 | 19 | 24 | 27 | 91 |
◇早大スターティングメンバー◇
G#0 下山瑛司(スポ2=愛知・中部第一)
G#3 高田和幸(スポ3=京都・洛南)
F#6 三浦健一(スポ2=京都・洛南)
C#11 初宮嘉一(スポ3=東京・頴明館)
G#18 岩屋頼(スポ3=京都・洛南)
コメント
石坂悠月副将(スポ4=東京・国学院久我山)
ーー今日の試合を振り返っていかがですか
負けてはいけないところで負けてしまいました。ところどころのリバウンドやセカンドチャンスではちょっと運が悪いと感じるところもありましたが、それ以上に粘り負けていた場面がいくつかありました。そういうところは無くしていかないと大事な試合で勝てなくなってしまうので、改善したいです。ここからリーグ戦は他力本願のところもありますが、負けられない試合になってくるので、あさっての練習からまた集中して頑張りたいです。
ーー今週から2巡目が開幕しましたが、どのような気持ちで試合に臨みましたか
チームとしても2巡目に入る前にここから頑張っていこうとミーティングをしました。早稲田の良いところである粘り強さや、リバウンド、ディフェンス、ルーズボール、ペースの速い展開のオフェンスを徹底して頑張ろうと話しました。負けてしまいましたが、ミーティングで練習に良いかたちで入れたので、そこはあさってからも継続していきたいです。
ーー復帰して試合数を重ねられていますが、コンディションはいかがですか
ケガがまだ完全に治り切っていない状態ですが、少しずつプレータイムも増えていて、自分としても悪くないコンディションでやれています。結果としてチームが負けてしまったら意味がないので、このコンディションを維持しながら来週も頑張りたいです。
ーー次戦への意気込みをお願いします
(きょうは)負けてしまいましたが、来週も変わらずリバウンド、ルーズボール、自分の得意なディフェンスなどで貢献したいです。そこを軸にチーム内でのコミュニケーションも増やして、来週も頑張りたいと思います。