富士大にリベンジならず…優勝への道途絶える

女子ソフトボール
TEAM
富士大
早  大
伊藤、●廣瀬―加藤

 全日本大学選手権(インカレ)2回戦。早大は、約一カ月前東日本大学選手権(東日本)で敗北した富士大と再び対峙。相手投手が投じるライズボールにまたも打線は沈黙。安打は最終回に4番・山内実咲(スポ4=神奈川・向上)が放った右前打の1本のみ。0−2で富士大に完封負けを喫し、大学日本一への道が途中で断たれる結果となった。

 「トーナメント方式では先に点を取った方が非常にやりやすい」と角頼遼香女子主将(社4=千葉経大付)が語っていたように、先制点を奪ったチームが勝利への流れを引き寄せることができる。しかし早大にとって、富士大のカベは分厚く高いものだった。「相手投手のボールのキレが本当に良かった」と山内が振り返るように、東日本同様、相手投手のライズボールに打線は苦戦を強いられる。ライズボールに対し万全な準備をして臨んだ試合だったが、相手の堅守もあり、なかなか安打を生むことができない。3回、2死から川崎楽舞(スポ2=千葉・木更津総合)が四球を選ぶと山下真歩(基幹2=東京・桐朋女)が代走に入る。直後、次打者である角頼への初球が投じられた間に山下は盗塁に成功。先制点奪取への執念を見せる。インカレに向けて調子を上げてきた角頼であったが、この打席は悔しくもサードゴロに倒れ、得点の好機を生かし切ることができない。投げては先発の伊藤貴世美(スポ1=千葉経大付)は先頭打者に出塁を許し、得点圏に走者を背負う場面が幾度か見られたが、冷静さを失わず。打者でアウトを取ることを念頭に置き、ホームベースを踏ませなかった。

チーム唯一の安打を放った山内

 両校の投手戦となり、試合は中盤まで動かないまま5回を迎える。昨日の試合と同じく、この回から継投で伊藤に変わり廣瀬夏季(スポ2=北海道・とわの森三愛)がマウンドに立った。先頭打者に中前打で出塁されると、走者は犠打で二塁まで進塁。次打者を打ち取り2死三塁とするが、9番打者に痛恨の中前適時打を浴びてしまう。こちらがどうしても欲しかった先制点は、相手に渡ってしまった。7回にも先頭打者に出塁を許し、1死一、三塁のピンチを迎えると、スクイズで2点目を献上。スクイズ警戒体制を敷いていたものの、失点を1に止めることができず。依然として1死一、三塁と厳しい場面であったが、廣瀬は後続を打ち取り、最終回での反撃を信じてマウンドを後にした。最終回、1死から4番・山内が右前打で出塁。「どうにかしてヒットを」という思いを胸に振り抜いた打球が一、二塁間をしぶとく抜ける。早大としては、この試合初めての安打であった。意地を見せたい早大だが、後続が続かない。最終打者・岡田夏希(社2=神奈川・厚木商)の放った打球は三塁手が内野の深い位置で捕球。同者が二塁へ送球し、懸命に走る山内がタッチアウトとなる。球審のゲームセットという声がグラウンドに響いた。

四年生の仲の良さがチームの一体感につながった

 富士大に敗北し、ベスト16で今大会を終えた。しかし、角頼を中心につくり上げてきたチームの集大成と称するに相応しい内容だったのではないだろうか。得点圏に走者を背負ったピンチの場面、グラウンド内でプレーをする選手は、一球一球投じるたびにマウンドに集まり、投手を励まし続けた。また控えの選手は、試合に出場する選手一人一人のために作られた応援歌を声が枯れても全力で歌い続けた。一人一人が同じ方向を向き、同じ気持ちで戦い抜いたインカレ。一丸となったチームには、どの学年よりも仲が良い今年の四年生のカラーが現れていたといえるだろう。「早大ソフト部の持ち味や気持ちの部分を引き継いでいってほしい」(角頼)。四年生が一年間かけて築きあげてきたものは、必ず下級生に継承されていくはずだ。

(記事 中澤紅里、写真 瀬戸真咲、吉田安祐香)

コメント

角頼遼香女子主将(社4=千葉経大付)

ーー試合を終えた今の率直な感想をお願いします

いろんな人に支えてもらって、ここまでこれたのだと思います

ーー試合を振り返ってみていかがですか

みんな一生懸命やってこの結果だったので、そこに後悔とかはないです。

ーー打撃に関して、吉村先生からの指示はどういったものがありましたか

東日本大学選手権の時に戦っていた相手だったのでボールも自分たちもわかっていましたし、それを集中して打ちにいけという指示をいただきました。

ーーご自身の打席を振り返ってみていかがですか

最後の打席に入った時に、今まで振ってきたことが思い出してきて、思い切って振ろうと思って振りました。結果はアウトになりましたが、良い感触だったと思います。

ーーインカレ全体を振り返ってみていかがですか

今回のインカレは今回のインカレで忘れることのできないインカレだと思います。いろんな意味で。

ーー主将としての1年間はどういったものでしたか

難しいですね。ちょっとまだわからない部分があるんですけど、一人ではここまで絶対に来れなかったことは確かなので、みんなに感謝したいと思います。

ーー下級生に向けてのメッセージなどはありますか

私たちも代々先輩方が引き継いできたものを継承していこうと思ってやってきました。後輩にもその早稲田大学ソフトボール部の持ち味とか、気持ちの部分を引き継いでいってほしいと思います。

ーー同期にかけてあげたい言葉はありますか

私が色々うるさいこと言ったり、きついことを言ったりしてきたんですけど、それを我慢して私を支えてくれて本当に感謝しかないですね。

ーー最後に角頼さんにとって、早大ソフトボール部とはどのような場所ですか

大好きな場所ですね。

山内実咲(スポ4=神奈川・向上)

ーー試合を終えた今の率直な感想をお願いします

応援もたくさん来てくれた中で、自分の最後の試合となりましたが、悔いなくスッキリできた感じがします。

ーー試合内容を振り返っていかがですか

富士大が東日本大学選手権で負けていたチームだったので、その時のデータもあり、イメージもみんなでしつつ臨んだ試合でした。しかし、私たちの思うようなヒットをなかなか打つことができませんでした。それでも前回の試合よりは踏ん張れた部分もありました。やはり「自分が走者を返すんだ」という思いを9人を始め、チーム全体としてそういった意識を持てるようにしないと、このような試合で勝つことは難しかったのかなという思いがあります。

ーー相手投手のどういった点に苦戦しましたか

自チームに綺麗なライズボールを投げることができる選手が伊藤しかいなくて、かつきょうの試合で戦った投手が右ピッチャーであり(伊藤は左投)、速いライズボールを投げる選手でした。伊藤は横の変化ありきのライズで打者を打ち取るので、その点で自チームのピッチャーに重ね合わせてうまく練習ができなかったことが敗因だと思います。東京都リーグにもライズを投げる投手がいるので、そういった投手に照らし合わせることができるとよかったのですが。でも相手投手のボールのキレが本当に良かったと思います。

ーー山内さんがチーム唯一の安打を放ちましたが、最後の打席を振り返ってみていかがですか

私が4番においてもらっているというのもあるし、私が打たないとチームの勢いもつかないと思って1打席目から臨んだのですが、四球、レフトフライで自分がしたいバッティングが最初の2打席できませんでした。最後の1打席絶対に回ってくるとわかった時点で、どうにかしてヒットを、という思いで打ちました。

ーーインカレ全体を振り返ってみていかがですか

私たちが今までやってきた大会の中で、最も準備が整って臨めた大会だったと思うので、それは集大成としてみんなで臨めたと思います。

ーー主務としての1年間はどういったものでしたか

主務は今まで経験したことのないことばかりでした。目上の人への対応もそうですし、グラウンド以外でのマネジメントというのがやったことのないことでしたし、私が苦手な部分だったので、そういった点ではとても勉強になりました。かつ吉村先生のそばにいる機会が増えて、人間性の部分であったり、先を見据えて今の行動を決めていくことが重要だということを教えていただいたので、その面でも今後生かしていきたいと思います。

ーー下級生に向けてのメッセージなどはありますか

みんながいたからこの大会も万全な状態で臨めました。周りのことを気にしすぎて、自分の結果が出せないことが一番辛いことだと思うので、自分の結果を出しつつ、チームを引っ張っていくという思いを下級生の時から持って頑張ってほしいと思います。

ーー同期にかけてあげたい言葉はありますか

私だけ浪人で入部して、同期と仲良くできるか不安な部分があったのですが、同期も私にとっては可愛い妹のような存在で、仲良くしてくれたのが嬉しかったです。下級生時代、私たちはほとんどベンチ外だったので、状況に合わせて自分たちそれぞれの役割を果たしていこうという思いを持って頑張れる同期でした。それが最高学年になっても最後までみんなで継続してすることができて良かったと思います。

ーー最後に山内さんにとって、早大ソフトボール部とはどのような場所ですか

私は学生主体で文武両道の早稲田大学に憧れて浪人もして入部をしました。憧れ意識に加えて、吉村先生という厳しい部分がありながらも本質を見て、先を見据えたアドバイスを下さる方にも出会えました。後輩みんながとっても可愛い存在だったし、先輩方もよくしてくれたので、そういう意味で今までの中高のソフト部とは全然違い、自分の原点になりそうな予感がする場所ですね。

宮川眞子(スポ4=福島・帝京安積)

――今のお気持ちは

すごく惜しい試合だったので余計に悔しさが込み上げてくるのと、やはり後輩たちがこれだけいい試合をやってくれてピッチャーの代表としてもすごくうれしかったです。やはり「勝つというのは難しいんだな」と感じました。

――きょうの試合はいかがでしたか

バッテリー中心に守備は安定していたと思います。バッティングは、しっかり分析はしていたのですが試合になるとうまくいかないところも多かったのかなというところで惜しい試合だったなと。

――インカレ全体を振り返って

自分は最後の大会ということで、個人的には調子を上げ切れず悔しかったんですけどきのうの初戦とかはみんなが舞台を整えてくれて。最後の登板になると思って、最後のバッターに私を登板させてもらえてすごくいい経験ができました。あと、選ばれた九人みんなが本当にいい試合をしてくれたと思います。

――最上級生として投手陣を引っ張ってこられましたが、ことしの投手陣はいかがでしたか

去年投げた2年の廣瀬、1年の伊藤、そしてもう一人、坂(ひらり、スポ1=愛知・星城)っていう子がいるんですけど本当にみんな明るくて意欲的に取り組んでくれる子たちなので、きょうは後輩たちのプレーを見守るかたちになりましたが自信を持って送り出せるピッチャー陣でした。よくここまで抑えてくれたなというふうに思います。

――早大ソフトボール部で過ごした四年間はいかがでしたか

4年生になってからがあっという間で、1年生から3年生まで下積みをさせてもらって、4年生はうまくいかないことの方が多かったんですけどそれもまたいい経験だったなと。良い面も悪い面も含めて学びの多い四年間でした。

――四年間やり切ったというお気持ちもありますか

スポーツ推薦で入って、最後の集大成でふがいない状態になってしまったのは心残りなのですが、いい仲間に恵まれたのできょうこうしてこのメンバーで戦うことができたのは良かったと思います。

――卒業後はソフトボールを続けられますか

競技は続けずに、地元に帰って福島で指導者とか教員とかで何かしらソフトボールには携わっていきたいとは思っています。

――これから部を背負っていく後輩にメッセージをお願いします

前もインタビューでも話したんですけど、「一日一日を大事にしてほしい」ということですね。一つ一つの経験を無駄にしないで、必ず4年生のこのインカレでベストを出せるように。自分としてはそこは悔いが残る結果ではあったのですが、後輩たちは四年間楽しく過ごして、最終的にインカレで笑って終われるように頑張ってほしいと思います。

――四年間一緒に過ごした同期には何と言葉を掛けたいですか、

同期ですか(笑)。本当に個性豊かでノリのいい学年だったので、つらい時も楽しい時もこのメンバーで一緒に乗り越えられたなと思います。このメンバーがいてくれたおかげで自分も成長できたと思っています。本当にありがたいです。

――早大ソフトボール部は宮川選手にとってどういう場所ですか

ワセダを背負えるということは本当に幸せだったなと。ワセダに入れるとは思っていなかったので、入ってからはワセダの名前の重み、歴史の長さを背負ってできるということが幸せで、いつも感謝の気持ちでプレーをしていました。吉村先生(吉村正監督、昭44教卒=京都・平安)を筆頭にいい環境でソフトボールをさせてもらえて良かったです。

坂かれん副将(スポ4=愛知・星城)

――今のお気持ちは

ずっとやってきた競技がきょうで終わってしまうのはすごく寂しいという気持ちはあるのですが、やっぱりチーム全体で戦えたというのは良かったなとは思います。

――きょうの試合を振り返って

去年のインカレで負けてしまった試合もヒットが1本という内容で。6回ぐらいにヒットが出なくて嫌な感じがしていて、「ちゃんとみんなでやっていこう」という話もあったんですけどやはりきょうもヒットが1本という試合で…。東日本(東日本大学選手権)で負けている試合に雪辱を果たせなかったというのもありますし、去年の仇を返せなかったというのもチームとして悔しい思いがあります。

――7回の裏の打席、結果としては坂選手にとって最後の打席となってしまいました

その前に山内(美咲、スポ4=神奈川・向上)がヒットを打っていたので、初球から振って流れをつかまなければいけないと思って振りにいったのですが結果的にフライになってしまったので、それが自分の実力だなと思って受け止めました。

――今年のインカレは坂選手にとってどういう大会でしたか

自分にとって最後の大会ではないような感じがしていたのですが、こうやって終わってしまうともうちょっとやれたこともあったんじゃないかなと思うこともあってそこは後悔として残ってしまったんですけど。振り返ってみると、4年生だけじゃなくて後輩も成長できたんじゃないかなというのもあったので、らいねんは是非この悔しさをバネにしてほしいなと。って、毎年の先輩も言ってると思うんですけど(笑)。

――ソフトボール部として過ごした四年間はいかがでしたか

あっという間でしたね。これだけ緩くソフトボールをしたのは初めてで、今までは朝から晩まで、という感じだったんですけど限られた時間の中でどれだけできるかという集中力はすごくついたなと。それがワセダの良さでもあって、そういう今までの自分になかったものを得られた四年間でした。

――一年間、副将としてチームを引っ張ってきました

今までもずっと主将とか副将をやってきたんですけど、大学ではもうさすがにやらないだろうと思っていたら副キャプテンに選んでもらえたので、選んでもらえたからにはしっかりその責任を全うしなければいけないなと思っていました。どちらかというと「副キャプテンになったからやらなきゃ」というよりもその役職に育てられたなという感じの一年間でした。

――四年間やり切ったというお気持ちもありますか

そうですね。そう思わないとやってられない気持ちもあるのでそういうことにしておいてください(笑)。

――ソフトボールを競技としてやるのはこれで最後なのでしょうか

続けないです。緩くクラブチームとかでできたらとは思っています。

――これから部を背負う後輩たちにメッセージをお願いします

この悔しさを毎年続けないで、と。ことしのチームは7月に入ったあたりからまとまり出したのですが、春リーグもグダグダになったり関カレ(関東大学選手権)もあっという間に終わってしまったので、チームが始まった時から「ことしが最後」という気持ちを持ってやってくれたらいいかなと思います。それに1、2年生もついていってくれたらいいなと。

――四年間一緒にソフトボールをした同期にも一言お願いします

インカレ前のインタビューでも「一番仲の良い代」という感じのことを話していたと思うんですけど、本当にそうでこのみんなじゃなかったらこんないいチームにはなっていなかったと思うので感謝しています。

――ソフトボール部は坂選手にとってどういった場所でしたか

「ソフトボールの概念が変わった」という印象があって。監督(吉村正監督、昭44教卒=京都・平安)の教え子が私の高校時代の監督で、その方に教えていただいたソフトボールもあったんですけど、(吉村監督は)教えられていた方に教えていた方だったので深いところまでソフトボールを学ぶことができました。ティーボールとかソフトボール以外のところにも力を入れているんですけど、そういう機会が今まであまりなかったので本当にいい経験をさせてもらえて。部活以外のことも充実していていい部活だったなと思っています。

大庭由乃副将(スポ4=千葉・木更津総合)

――今の率直なお気持ちをお聞かせください

今はもう本当に「終わったな」と思っています。試合をやっている間はそんなに感じませんでしたが、1度こうやってグラウンドから離れてみるととても実感します。

――試合を振り返っていかがですか

私の中ではもうやれることは全てやりました。相手が富士大ということもあってたくさん分析したりしましたが、勝てなかったなと悔しく思います。

――インカレ全体を振り返っていかがですか

今までインカレを見てきてやはり初戦が大切だなと思っていたので、今回は初戦がとてもいい形で勝つことができてこのままいい流れに乗って最終日まで行けたらと思っていました。本当に優勝したいなと思った大会でした。

――やりきったなという思いはありますか

高校と違って4年間あったので、1年長いぶん色々やることがありましたし、自分たち主体でやっていたので学んだこともたくさんありました。すごくやりきったなという思いはあります。

――どのようなことを学ばれましたか

高校の時はソフトボールをやらなければいけないという使命感に駆られている感じでした。大学に入ってからは、自分たちが主体で自分たちがやりたくてやっている、自分たちが動かしたくてチームを動かしているという思いがありました。やはり自分たちでやることの難しさや、組織の動かし方を学ぶことができたなと思います。

――副将としての1年を振り返っていかがですか

チームのことであったり、色々と難しいことがたくさんありました。角頼が色々と考えてくれていて、それをサポートするという面ではしっかり全部できたかと言われたらそうではないのですが、副将が2人いたのでその辺りでもコミュニケーションをとってよりチームがいい方向になれたらと思ってやっていました。

――今回で現役最後の試合となりましたが、いかがでしたか

今振り返ると小学校3年生からずっとソフトボールをやってきて、本当に集大成なんだなと思いました。ずっと同じこのセカンドというポジションをやってきて、集大成として最後をきちんと迎えることができたかなと思っています。

――大庭選手にとって早大ソフトボール部はどんな存在でしたか

とにかく色々な人がいて、どんなことでも乗り越えられるような存在でした。辛いときもコミュニケーションをとれるし、楽しいときは一緒に盛り上がれるような、生活の全てを支えてくれている部だったと思います。

――後輩に向けてメッセージをお願いします

後輩にも色々な子たちがいて、勉強ができる子もいれば、ソフトボールが好きで上手な子もいるので、全部の力を合わせてこれから頑張ってほしいなと思います。

藤井美潮(スポ4=神奈川・平塚江南)

――いまの率直な感想を教えてください

あんま実感はないです。すぐに終わってしまったので、率直に言うと実感はないです。

ーー今日の試合を振り返ってみて感想は

東日本でも富士大学に負けていて昨日から富士大学のピッチャーの映像を見たりいろいろな対策を取っていてイメージは東日本よりも持っていたが、それがうまく出せなかったのが打てなかった原因だと思います。

ーー代打を振り返ってどうでしたか

5回の表から先生には代打があると教えられていて心の準備はできていたのですが、イメージ通りに振れたかというと振れなくて、この前の東日本よりボールは来てなくてボールも見えていたんですけど打てなくて悔しいです。

ーーインカレ全体を振り返って感じることは

今日も勝つ気しかしてなかったのでここで負けてあっという間だと感じました。

ーーやりきった気持ちは

悔いが残ってないかと言われると、、、でもやっぱり四年間の集大成という意味では四年間やって来たことの積み重ねが出し切れたかなという感じがします。

ーー早大での四年間を振り返ってどうでしたか

は将来体育教師になりたいと思っていて教員採用試験落ちてしまったのですが先生になれるように非常勤の登録とか勉強とかもはじめていて、しょうらいにむかってこの四年間は自分の中で大きく、この4年間を大事にしてこれからも頑張って行きたいです。

――現役続行しますか

わたしはもう教師をめざしているのでそこでソフトボールの指導者としてソフトボールに携わっていきます。

ーーこれから部を背負っていく後輩たちにメッセージはありますか?

今までずっとわたしが入学してからインカレで最終日まで残ったことがなくてそこは後輩たちに託して優勝して欲しいです。

ーー同期にかけたい言葉は

本当に8人全員かけることなく仲もいいですし、信頼というのもあるのでこれからも仲良くしましょう。

ーー早大ソフトボール部とはどのような場所か?

本当は大学でソフトを続けるつもりはなかったんですけど早稲田の魅力に惹かれて入りました。本当に入ってよかったです。

窪田麻美(人4=神奈川・大和)

――いまの率直な感想は

終わったんだなぁっていう感じであまり実感はないです。

ーー試合を振り返ってどうですか

昨日からいい雰囲気でチームでやってきていて勝てなかったけど最後まで自分たちのいいところを出せたと思います。

ーーインカレ全体を振り返ってどうでしたか

私自身はプレイヤーとして出場する機会はなかったんですけど、チームとして最後の自分のインカレで自分のできることできたのでそういう面では四年間やって来てよかったです。

ーーやりきった気持ちは

最初最後までやっていけるか不安だったけど四年間ここまで同期とか先輩とか後輩とかたくさんの人に支えられてやり切れたと思います。

ーー早大ソフトボール部とはどのような場所でしたか

最初は入るつもりすらなかったけど挑戦してよかったです。

ーー現役続行はされますか

考えていなくて四月から就職します。

――これから部を背負う後輩にメッセージはありますか

すぐリーグ戦で気持ちを切り替えるのは大変だと思いますがずっと掲げて来たインカレ優勝を目指して頑張って欲しいです。

ーー同期へかけたい言葉は?

同期がこの8人でよかったです。8人じゃなかったら私は続けていられなかったと思うので感謝しかないです

ーー早大ソフトボール部とはどのような場所か

大学生活のプライベートでも学校生活でもほとんどソフトボール部の人と一緒にいたので私の大学生活での四年間という感じです。

西本彩香(文構4=大阪・早稲田摂陵)

――今の率直なお気持ちをお聞かせください

みんなで優勝を目指してやっていたので、優勝したかったなという思いはあります。春リーグでチームの調子が悪い中、だんだん調子をあげてきて、最後はとても一体感があってよかったです。でも今は全く終わった実感がわきません。

――試合を振り返っていかがですか

東日本でも富士大とは当たっていて、試合の動画を見たり分析をしたりして対策をしてきました。それでもやはり打てなかったというのが印象に残っています。

――インカレ全体を振り返っていかがですか

自分たちの代になってからを考えてみると、とても成長できたなという思いはあります。

――やりきったなという思いはありますか

私は他のみんなとは違って、ほとんど初心者の状態で入部したので、試合に出場する機会は他の人に比べたらそんなになかったのですが、うまい人たちと一緒にプレーできたことでとても成長できたなと思います。

――早大での4年間を振り返っていかがですか

まず入部したことが私の人生で一番大きな決断でした。そのぶん辛いこともたくさんありましたが、とても同期に恵まれていていました。人にも恵まれていたし、自分の決断によって大きく成長することができた4年間だったなと思います。

――後輩に向けてメッセージをお願いします

今の後輩は、自分をしっかり持っている人が多くて、私たちを気遣いながらも自分たちのやりたいことを積極的に出してくれる子たちでした。次のチームになったら自分たちを思い切り出せるようなチームになってほしいなと思います。

――同期へ向けてのメッセージをお願いします

私がとても下手だったのですが、ずっと練習もついていてくれました。私がどんなについていけなくても文句を言わずに支えてくれました。私たちは一般入試組が3人いるのですが、その3人は同じ境遇として気持ちを話せる仲間でしたし、他の推薦で入ってきた子たちも私たちを見下したりしないで同期として扱ってくれたので、それはとても感謝しています。

――西村選手にとって、早大ソフトボール部はどんな存在でしたか

単純ですが、なくてはならないものでした。今ではソフトボール部に入っていない大学生活は考えられません。辛いことはたくさんありましたが、周りの人に恵まれていい環境だったなと思います。

加藤千陽(スポ3=愛知・星城)

ーー試合内容を振り返ってみていかがですか

7イニング中4イニング先頭打者を出してしまいました。先頭が出ると相手も盛り上がりますし、流れを与える原因になってしまって、それをしのいだ部分もあったんですけど、結果的に点数を与えてしまいました。バッテリー間でも気をつけていたのですが、それが甘かったというか、四年生に申し訳ない気持ちでいっぱいです。

ーー継投は元々決まっていたのですか

投手を決めるのは先生と主将・副将ですが、伝えられるのはその日の試合前です。決めるのは幹部の人ですが、相手のビデオとかを見て、投手陣とどのように打ち取るのかを相談したりはしています。

ーー対富士大ということで、配球で意識したことはありますか

富士大は強いスイングをしてくるので、ストライク先行を意識しながらも、厳しいコースを突きながらストライクを取ることをバッテリー間で意識しました。それでも初球で先頭打者に出塁を許すことが2回あり、意識した配球で投げさせることができなかったので、そこがまだまだ課題であると感じています。しかし、要所で抑えることができている部分があったので、その点はちゃんと富士大に対して対策してきた成果だと思っています。

ーー2失点目をスクイズで決められたことについて振り返りをお願いします

最終回で0−1で、1点取られたらワセダとしてはキツい場面でした。相手は9番打者だったのでスクイズもあると思っていました。初球がボールで入ってしまって、次にスクイズをかけられなかったとしてツーボールとなってしますとかなり厳しくなります。ドロップボールを投げて空振りを取れるような球を投げたんですけど、結果的に当てられてしまいました。スクイズに意表を突かれたというよりは、みんなが準備している中で決められてしまったものだと思います。

ーーこれで四年生は引退となってしまいますが、四年生から学んだことはありますか

角頼さんはチームの代表としてみんなをまとめる姿勢がすごくて。練習メニューを決めるのは考えたら誰でも出来ると思うんですけど、練習中に厳しい目を持って選手に言うのはやはり勇気がいることだと思います。言う方も心に鞭を打ってやって来てくださったと思うので、その点は見習わなければいけないと思います。他の先輩方も常に一生懸命というか、必死さがあって、自分に足りていない部分だと思います。たくさん学んだものを残りの一年間で出して、四年生に恩返しができるようにしたいです。