今回は早稲田キャンパスに通う稲井宏平副将(法新4=埼玉・早大本庄)、齋藤向陽(社新3=群馬・新島学園)のお二人にお話を伺いました!早稲田で学び所沢で練習する大変さやコツなどを伺いました。ーー
――通っている学部を教えてください
稲井 法学部です。
齋藤 社会科学部です。
――所沢キャンパスにはどのくらいの頻度で行っていますか
稲井 自分は副将で練習を仕切る関係で、荒川(健祐主将、スポ新4=神奈川・柏陽)がスポ科の人間なので、荒川が主にこっち(所沢キャンパス)のグラウンド練習を見る、そして自分は喜久井町のグラウンドの練習を見る、というかたちで分担しています。そのため、平日は基本的に本キャン(早稲田キャンパス)にいて、土日だけこっちに来ています。
齋藤 自分は去年、土日含めて週4回は来ていました。
――ソフトボール部に入った理由を教えてください
稲井 (ソフトボール部に)高校の野球部の2つ上の先輩が2人いて、その先輩に誘われたのと、部の体験でマシンを打ったりしてすごく楽しかったので、いいかなと思って入りました。
齋藤 僕は、もともとずっとソフトボールをしていたというのが理由です。
――学部の勉強との両立のコツは
齋藤 必修科目では内部生と仲良くしてネットワークを広げていくことが重要で、授業の情報を共有してもらいみんなで協力して単位を取るのがコツだと思います。
稲井 普段の授業をしっかり受けてないと、特に法学部は(成績評価の割合が)試験100パーセントの科目ばかりなので学期末にしわ寄せがきて、インカレ(全日本大学選手権)前に影響が出たりするので、普段から授業をちゃんと聴くことが大事だと思います。
――ソフトボール部に入って一番成長できたと思う点は何ですか
齋藤 うちの部活では今までは感覚的にやっていたプレーを言語化してほかの人に伝えたり、自分の中での理解度を高めたりというのをよくやっているので、習慣になりました。そのため、プレーも良くなったり自分に必要な練習というのもわかるようになったりして、あとはソフトボール以外でも物事を一回ちゃんと考えることが身についたのかなと思います。
稲井 技術的なことはもちろんですが、自分は副将になって、チームが日本一に近づけるか、チームの抱えている課題がどうしたら解決するか、などチームのことを念頭に置いて考えるようになった点が1つです。あとは、練習やトレーニングなどで先を見据えながら考えるようになったのは、ソフトボール部に入ってからだと思います。
――また、一番大変なことは何ですか
稲井 やっぱり勉強との両立が一番大変というか、頑張っているなと思います。部活に支障が出ないくらい勉強もしっかりやらないといけないという中で、時間の使い方はすごく考えました。
齋藤 ないですね。
一同 (笑)
齋藤 自分で選んで部活をやっているので、大変と思うことはないです。
――背番号とその番号を選んだ理由を教えてください
稲井 山﨑康晃選手(横浜DeNAベイスターズ)が好きなので入ったときから19番をつけたかったのですが、尾松さん(尾松大輝前主将、令5政経卒)がずっと19番を着いていて。尾松さんがキャプテンになり10番に変えたタイミングで、19番をもらいました。
齋藤 メジャーリーグを結構見ていて、スター選手が27番をつけているイメージがあったので、27番にしました。
――オフの日はどう過ごされていますか
齋藤 家にいるときはNetflixで映画を見たり、遊びに誘われたときは外出したり、あとはバイクが好きなのでたまにバイクで出かけたりします。長期のオフでは地元の群馬に帰ったりします。
稲井 部活をやっていたら時間をかけられないことに、時間を費やしています。例えば、自炊はしますが普段手の込んだ料理は作れないので、時間のかかる料理を作ったり、あとは気になっていたレストランに出かけたりとか、そんな感じです。
――アルバイトは何をされていますか
稲井 コンビニバイトで週3回しています。
齋藤 僕もコンビニで週2回働いています。
――今後の目標を教えてください
稲井 とにかく日本一を獲ること、それが最終目標です。まずは、目先の春リーグ(東京都大学連盟春季リーグ戦)で日体大、国士館には必ず勝って1位通過することだけを考えています。
齋藤 個人的に選手としてもっとうまくなることがチームへの下級生としての貢献になると思うし、選手として成長しようとしている中で人間的にも成長できる部分は絶対あるので、より成長していい選手になるというのを目標にしています。
――最後に、新入生へメッセージをお願いします
稲井 この部活は学生主体ということもあり、ひとりひとりの主体性がかなり求められます。ただ、そこから得られる経験というのは、普通に大学生活を送っていたら絶対に得られないもので、かつ、首脳陣もすごい方たちで、社会に出てから通用する能力も身につくと思います。もちろんソフトボールの技術的なこともそうですが、成長できる環境にあると思っているので、そのような場所を求めている方であればぜひ来てほしいです。あとは、大学生活楽しんでください!
齋藤 野球系のスポ―ツをやっていた人は早稲田にたくさんいると思いますが、その中でも男子ソフトボールはいまいち認知されていない部分があって、かつ部活ということで少し堅いイメージを持つ人も多いかもしれないです。しかし、選手主体でやっていますし、試合では特に野球以上に面白い部分がいっぱいあるので、一度来てもらえたらうれしいなと思います。
――ありがとうございました!
◆稲井宏平(いない・こうへい)(※写真左)
2001(平13)年8月5日生まれ。175センチ、85キロ。埼玉・早大本庄高出身。 法学部新4年。一塁手。選手としてのアピールポイントは「バッティング」。
◆齋藤向陽(さいとう・こうよう)
2002(平14)年12月26日生まれ。166センチ、69キロ。群馬・新島学園高出身。 社会科学部新3年。内野手。選手としてのアピールポイントは「アグレッシブなプレー」 。
(編集 沼澤泰平 写真 星野有哉)