東日本大学選手権(初戦) | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 計 | |
東理大 | 0 | 1 | 0 | 0 | 1 | ||||
早大 | 7 | 4 | 2 | × | 13 | ||||
(4回コールド)○稲垣、佐藤玲-尾松 ◇(二塁打)畠山 ◇(三塁打)岡本、駒谷 ◇(本塁打)なし |
東日本大学選手権(準々決勝) | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 計 | |
城西大 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | |
早大 | 1 | 1 | 1 | 0 | 0 | 0 | × | 3 | |
○稲垣-尾松 ◇(二塁打)なし ◇(三塁打)なし ◇(本塁打)なし |
今年は北陸・石川の地で開幕を迎えた東日本大学選手権。新型コロナウイルス感染拡大の影響で、早大の今大会への出場は3年ぶりとなる。負けたら終わりとなるトーナメント戦。初日のこの日は、初戦の東理大戦でコールド勝ちを収めると、続く準々決勝では城西大と対決。先発の稲垣拓朗(スポ2=群馬・新島学園)が14奪三振の好投を見せ、完封勝ちで準決勝進出を決めた。
初戦の相手は東理大。格下相手に対し、打線は初回から猛攻を仕掛ける。制球難の相手に対し四球と小技でチャンスをつくると、荒川健祐(スポ3=神奈川・柏陽)、畠山陸(スポ2=高知西)の適時打などで一挙7点を奪うことに成功。2回も打者一巡の攻撃でリードを広げると、3回には代打の服部耕太郎(スポ2=東京・本郷)、駒谷理央(国教4=米国・バッファローグローブ)にも安打が生まれ、3回までに13点を奪った。投げては先発・稲垣が3回を1失点にまとめると、4回を投げた佐藤玲弥(社1=静岡・飛龍)も3人で抑える。4回表を終えて12点差となり、規定でコールドに。難なく初戦を突破し、幸先の良いスタートを切った。
東理大戦の初回、2点適時二塁打を放った畠山
続く準々決勝は、城西大との一戦。一試合目に続きマウンドに上がった稲垣は、毎回走者を出すも要所を打ち取り得点を与えない。7回を投げ14奪三振と圧巻の投球を見せ、相手打線を完封した。一方の打線は、初回に先頭で出塁した安孫子徹副将(スポ4=東京・昭和)が、相手の暴投で生還し1点を先制する。続く2回、3回と小技を使い1点を追加するが、その後は毎回チャンスをつくるも走者を還すことができず、4回以降は無得点に終わる。しかし稲垣の好投もあり、序盤のリードを守り切った早大は、3―0で完封勝利。準決勝へ駒を進めた。
三振を積み重ねた稲垣
準決勝の相手は同じ東京都大学連盟に属する国士舘大。東京都大学連盟春季リーグ戦では1ー7と完敗を喫し、全日本総合選手権東京都予選会では早大が勝利したものの接戦を繰り広げた相手だ。「結構攻略されていて僕も得意な相手ではない」(稲垣)というよう、手の内を知り尽くす相手に対しどう戦うか。優勝へ向け山場となる一戦になるだろう。
(記事 玉置理沙子 写真 藤田珠江、田中駿祐)
尾松大輝主将(政経4=大阪・清風南海)
――今日の試合をチームとして振り返るといかがですか
まずは勝てたというところが本当に良かったです。1試合目はいい攻撃ができたのですが、2試合目は7回まで行ってしまい、ロースコアゲームになってしまったのは、まだまだ課題としてあげられるかなと思います。
――チームとして、ゴロで内野を抜くということを意識されていると思うのですが、今日もそういった意識で臨まれたのでしょうか
全総終わったあたりからチーム全体で取り組んできたことなので、今日も意識しました。
――ご自身の打撃について振り返るといかがでしょうか
調子はそんなに悪くないというイメージなのですが、仕留められないというところが、かなり大きな課題なのかなと思っていて、バントもそうですし、強振した時も1ストライク2ストライク後にファールになってしまうというのが課題という印象です。
――バスターは新しく取り組んできたことですか
所沢のグラウンドの土の部分が使えないという時期があって、内野だけつけて練習していたのですが、その時に逆方向のサードショート方向だけに狙うというそういうバッターになろうと思ってバッターのスタイルを変えたので、それの一環でバスターをやっていたという感じです。
最近取り組んできたということですか
6月あたりからですかね。
――手応えはありますか
ある程度練習してきた中で、これだというものはある程度つかめてきたという感じです。
――明日へ向けて意気込みをお願いします
トーナメントの大会ということで負けると最後の大会なので、まずは勝ちにこだわるというところをチーム全体で共有して一戦一戦やっていきたいと思います。これが最後の大会ではないので、トライするところはトライして、収穫と課題を所沢に持って帰れるような試合にしたいなと思います。
稲垣拓朗(スポ2=群馬・新島学園)
――今日の2試合を振り返って
とりあえずトーナメントで2勝できたのは良かったと思います。
――三振を多く取っていたと思いますが、今日の投球を振り返っていかがですか
佐藤慶弥さんが不在という中で臨んで、初戦はすごく大事だったと思います。ストライクゾーンに投げることを意識していて、ある程度まとまってはいましたが、初戦は点を取られてしまったのは良くはなかったのかなと思います。城西大戦は、そこは切り替えて0で7回までいけたというのは良かったかなと思います。
――打撃の方の調子は
ここ最近は良いとは言えないですね。4番を任されているので溜まったランナーを帰すことは意識していますが、今日はうまくいかなかったです。城西大戦で、ランナー一、二塁で終わってしまったところなど、そういった場面で帰せるようにしていきたいと思います。四球が多かったのは良かったかなと思います。
――明日への意気込みをお願いします
明日は多分いつも東京都リーグで試合をしている国士舘大学が上がってきて、結構攻略されていて僕も得意な相手ではないですが、全日本東京都予選を終えて2ヶ月間やってきた緩急だとかそういったところを使って冷静にプレーをできたらなと思います。