全日本体重別選手権 8月8~12日 東京武道館
8月8~12日に東京武道館で、第3回全日本体重別選手権が開催された。早大からは卒業生もあわせて5名が出場し、男子個人組手-67㌔級の芝本航矢(令2スポ卒=東京・世田谷学園)が3位に入賞した。組手は寸止めで行われ、制限時間は2分、得点は上段蹴りが3ポイント(一本)、中段蹴りが2ポイント(技有り)、突きが1ポイント(有効)となる。8ポイント差がつくか制限時間までに得点の高かった選手が勝利となる。体重別に予選POOLを総当たり、決勝ラウンドをトーナメントで行う。
準々決勝で上段突きを決めた芝本
第1日目は女子個人組手が行われ、早大からは藤平梨沙(スポ4=埼玉・花咲徳栄)と大田花希(スポ1=福井工大附属福井高)、卒業生からは天本菜月(令6スポ卒=宮崎第一)が出場。天本と大田は-50㌔級、藤平は-61㌔級で出場し、天本が予選POOLを全勝で決勝ラウンドに進出した。決勝ラウンドでは、初戦で前年度王者と対戦し先制点を奪ったが、逆転を許し惜しくも準々決勝で敗退した。
2日目は男子個人組手が行われ、早大からは+84㌔級に時田隼門(社4=東京・玉川)、卒業生からは-67㌔級前年度王者の芝本が出場。時田は予選POOLを2試合とも先制点を奪い有利に試合を運んだが、決勝ラウンドでは相手優勢の展開を崩すことができず準々決勝で敗退した。芝本は準々決勝を危なげなく勝利、準決勝では残り数秒で突きを決められ敗退したが、見事3位に入賞した。
※掲載が遅くなり申し訳ありません
(記事・写真 小島大典、濱嶋彩加)
結果
女子個人組手-50㌔級 大田花希(スポ1=福井工大附属福井高) 予選敗退
女子個人組手-50㌔級 天本菜月(令6スポ卒=宮崎第一) 準々決勝敗退
女子個人組手-61㌔級 藤平梨沙(スポ4=埼玉・花咲徳栄) 予選敗退
男子個人組手-67㌔級 芝本航矢(令2スポ卒=東京・世田谷学園) 3位入賞
男子個人組手+84㌔級 時田隼門(社4=東京・玉川) 予選敗退
コメント
時田隼門(社4=東京・玉川)
ーーどのような意気込みで臨みましたか
3位入賞を目標にしていましたが、それ以上に初めての体重別選手権なので「試合を楽しもう!」という意気込みで臨みました。
ーー予選ラウンドは2勝を収めて突破しました、振り返っていかがですか
対戦する選手の得意技や攻撃パターンは事前に動画を見て研究していたため、試合中も落ち着いて戦うことができました。
ーー準決勝進出は惜しくも逃しましたが、振り返っていかがですか
試合に負けたことはもちろんですが、自分の強みを全く発揮できなかったことが1番悔しいです。
ーー今後の目標をお願いします
昨年度は出場権を得ることができなかった全日本団体の舞台に立つことです。
大田花希(スポ1=福井工大附属福井高)
ーーどのような意気込みで試合に臨みましたか
自分は小柄な体型なので体重別大会が一番結果を残すチャンスだと思っていたので絶対優勝するという気持ちで挑みました。
ーー惜しくも決勝ラウンド進出を逃してしまいましたが、今大会のご自身のプレーを振り返っていかがですか
3分の試合が連続して体力不足により思うような動きが出来なかったのが反省点です。ですが最後まで多様な技を出し、諦めなかったことが良かったかなと思います。
ーー今後の目標を教えてください
反省点を活かしてまた頑張ります!!
藤平梨沙(スポ4=埼玉・花咲徳栄)
ーー今大会を戦うにあたってのテーマは何かありましたか
本大会は試合時間が長いため、勝ち負けより一つ一つの勝負に集中することを意識していました。
ーー予選POOLは惜しくも白星をあげられませんでしたが、試合を通しての感想を教えてください
振り返ると、相手のペースで試合をしてしまう場面が多かったなと思います。本来の自分の動きが出せなかったのは悔しいです。
ーー今後への意気込みをお願いします
自分の甘さを痛感した大会だったので、課題克服に向けて努力し直します。秋は団体戦が多いため、チーム全体で盛り上げながら良い状態に持っていきたいと思います。
芝本航矢(令2スポ卒=東京・世田谷学園)
一一前年度王者として臨んだ今大会ですが、どのような意気込みで臨みましたか
「二連覇を目指す挑戦者」という気持ちで挑みました。昨年、この大会で優勝しましたが、他の大会では悔しい思いをしました。その悔しい思いは、もう絶対にしないという気持ちを持って、挑戦者として挑みました。
ーー準々決勝は3ポイント差をつけての勝利でした、振り返っていかがですか
私にとって初戦でしたが、怖がらず、自分の持ち味であるスピードを活かして、強気で攻めることができたなと思います。
ーー準決勝はポイントの取り合いとなる激しい攻防となりましたが、振り返っていかがですか
自分の組手をさせてくれませんでした。どのような相手に対しても勝てるように、戦略を練って、研究していきたいと思います。
ーー今後の目標を教えてください
日本一を取り返すことです。この大会で優勝することはもちろんですが、2024年の大会はまだまだ続きます。他の大会で、日本一になれるチャンスはあります。この悔しさを忘れずに、日本一を獲りにいきたいです。
天本菜月(令6スポ卒=宮崎第一)
ーー今大会はどのような気持ちで臨まれましたか
今大会は、優勝を目標とし、怖がらず自分から相手の間合いに入っていくことだけを考えていました。その中で、試合を楽しもうという気持ちで臨みました。
ーー予選POOLから圧倒的な強さを見せていました。惜しくも決勝ラウンドは初戦敗退となりましたが、ご自身のプレーを振り返っていただけますか
予選POOLでは、緊張していたが自分から取りに行こうという気持ちのお陰で、力みが抜けて、相手の動きや技に反応することができました。決勝ラウンドでは、予選と変わらず強気でいた為先取を取ることができたが、「これで守り切れば勝てる」と甘い考えが浮かび、守る組手をしてしまったのが今回の敗因です。
ーー今後への意気込みをお願いします
守りに入る負け犬根性が染みついている心を鍛え直し、次は3分間積極的に攻め続けられる心と身体を作りあげます。