関東学生秋季リーグ 9月29日 早大東伏見ホッケー場
前節は慶大と接戦を繰り広げ、シュートアウト戦の末に勝ち点2を獲得した早大。関東学生秋季リーグ(秋季リーグ)2戦目となる今節は強豪・山梨学院大と対戦した。春季リーグでは0-8で敗れていたが、今試合は2Q(クオーター)終了時点で既に8点をリードされる苦しい展開に。後半も山梨学院大の巧みなパスに翻弄(ほんろう)され失点を食い止めることが出来ず、最終スコア0-17で大敗を喫した。
ゴールを守る早大選手たち
やはり王者は強かった。序盤から山梨学院大の果敢な攻撃を受け、早大は自陣に封じられる。1Q残り8秒という終了間際にもPC(ペナルティーコーナー)からの失点を許し、このQで4点を献上した。つづく2Qも流れを引き戻すことは出来ない。要所でGK坂本智美(文構4=福岡・小倉)が好セーブを見せていたものの、山梨学院大の攻撃に押し切られてしまった。ゴール前で粘り切ることが出来ずPCからの失点を重ね、0-8で試合を折り返した。
後半になるとさらに山梨学院大が攻勢を強め、序盤から防戦一方で攻略の糸口を見出せない早大は苦しい状況が続いた。巧みなパスワークで一瞬にして早大のゴール前に攻め入る山梨学院大は、ただただ格上と表現するしかない。早大がボールを支配できる時間はわずかに限られ、今季も絶対王者の前に得点はかなわなかった。最終スコア0-17で試合を終えた。
ボールを取り合うFW松井望(教2=千葉・船橋東)
絶対王者を前に、全く歯が立たなかった早大。相手のパスワークに振り回され、終始やりたいプレーをさせてもらえなかった。春季リーグと比較しても、今試合はQ終了間際の失点など不必要な失点も目立ち、ディフェンスで粘り切れなかった部分が見受けられる。しかし大差をつけられた後も、最後まで互いに声を掛け合いながら選手たちは全力で戦い抜いた。秋季リーグはまだ終わっていない。上位決定戦へと駒を進めるため、次節の横浜市立大との試合に集中する。
(記事、写真 濵嶋彩加)