悪夢の第4Q 法大の猛攻を浴びリーグ戦2敗目を喫する

男子バスケットボール

第100回関東大学リーグ戦 9月28日 東京・東洋大学総合スポーツセンター

 1巡目の最終週に突入した関東大学リーグ戦(リーグ戦)。現在2位につけている早大は、8勝1敗で並ぶ法大と対戦した。勝利したチームがリーグ単独首位となる重要な一戦。序盤から互いに譲らない展開が続き、34ー34で試合を折り返す。相手の1点リードで迎えた勝負の第4Q、早大は出だしから連続得点を許し大きく点差を離されてしまう。その後も相手の背中を捉えることはできず、67ー77で敗北。今季2敗目を喫した。

 試合は第1Qから競り合う展開に。早大はF堀陽稀(スポ3=京都・東山)のドライブを中心に得点を重ね、19ー19で第1Qを終えた。続く第2Q、序盤は相手にリードを許したが、C初宮嘉一(スポ3=東京・頴明館)がゴール下から得点し逆転。G飯島慶記主将(人4=茨城・下妻一)もディフェンスで存在感を放った。終盤、こぼれた飯島のシュートに手を伸ばした堀がリバウンドからバスケットカウントを獲得。ベンチもこの日一番の盛り上がりを見せたが、相手もすぐさまスリーポイントを決め返し34ー34で試合を折り返した。

フリースローを放つ堀

 第3Qも接戦が続く。早大はF三浦健一(スポ2=京都・洛南)のドライブで一歩前に出るが、終盤に相手も追い上げを見せ勝負は最終第4Qへ。1点を追いかける早大は立ち上がりから相手に連続得点を許してしまう。G下山瑛司(スポ2=愛知・中部第一)のスリーポイントで詰め寄るが、直後に0ー9のランを浴び点差を縮め切れない。その後も連続でバスケットカウントをもぎ取られるなど最後まで相手ペースで試合が進み、67ー77で敗北。今季2つ目の黒星となった。

シュートを放つ下山

 第3Qまで互角の戦いを見せるも、第4Qで相手の猛攻を浴び敗北を喫した早大。下山は「自分たちのバスケが一試合通してやり切れなかった」と振り返った。次戦は春の関東大学選手権でも戦った青学大と激突する。厳しい試合が続くが、下山は「今日以上に集中して絶対勝ちに行く」と力を込めた。1部昇格へ向け、良いかたちで2巡目につなげられるか。チーム一丸となり1巡目最終戦へ臨む。

(記事 三浦佑亮 写真 河野紗矢、高津文音)

第100回関東大学リーグ戦 9月28日(VS法大)

1Q2Q3Q4Q合計
早大1915132067
法大1915142977

◇早大スターティングメンバー◇

G#0 下山瑛司(スポ2=愛知・中部第一)

G#5 堀陽稀(スポ3=京都・東山)

F#6 三浦健一(スポ2=京都・洛南)

C#11 初宮嘉一(スポ3=東京・頴明館)

G#18 岩屋頼(スポ3=京都・洛南)

コメント

下山瑛司(スポ2=愛知・中部第一)

ーー試合を振り返っていかがですか
 自分たちのバスケが一試合通してやりきれなかったというところで負けにつながったのかなと思います。

ーー第4Qは苦しい時間が続きましたが、どのようなことを考えてプレーしていましたか
 自分はガードなので、もっと周りの選手を生かしながら自分でも点を取ってさらに激しいディフェンスをしようと考えていました。

ーー次戦への意気込みをお願いします
 1巡目最終戦で負けられない試合になると思うので、今日以上に入りから集中して走り出して絶対勝ちに行きます。