リーグ戦が開幕! 立大に快勝で白星スタートを切る

男子バスケットボール

第100回関東大学リーグ戦 8月26日 東京・武蔵野の森総合スポーツプラザ

 100周年を迎える関東大学リーグ戦が開幕した。昨年無念の2部降格を喫した早大は、2部優勝・1部昇格を目標に全22試合を戦う。絶対に落とせない初戦は、3部から昇格してきた立大と対戦。序盤から連続得点で試合の主導権を握り、52-25で前半を終える。中盤にはオフェンスがやや停滞する場面も見られたが、最後は得点を3ケタに乗せ103-73の快勝。リーグ戦白星スタートを切った。

 早大は初宮嘉一(スポ3=東京・頴明館)のバスケットカウントで先制。11-0のランを作り流れをつかんだ。その後もG高田和幸(商3=京都・洛南)がスリーポイントを射抜きリードを広げ、30-13で第1クオーター(Q)を終えた。続く第2Qも早大の猛攻は止まらない。G飯島慶記主将(人4=茨城・下妻一)がドライブから得点しチームを勢いづけると、G堀陽稀(スポ3=京都・東山)が果敢なリングアタックで得点を重ね30点もの点差をつける。後半はオフェンスが停滞し得点が伸び切らなかったが、相手の反撃をシャットアウトし52-25で試合を折り返した。

ドライブする飯島主将

 第3QもF三浦健一(スポ2=京都・洛南)が連続でスリーポイントを沈め流れを渡さない。80-44と大きくリードを奪い迎えた第4Q、相手に7-0のランを許し早大はタイムアウトを要求する。その後連続得点で悪い流れを断ち切ると、F藤山拓翔(スポ1=新潟・開志国際)もスリーポイントを決め相手を突き放した。このまま最後まで反撃を許さず、早大が103-73で勝利。リーグ初戦を白星で飾った。

ボールを保持する藤山

 危なげない試合運びを見せ、昇格への旅路の第一歩を踏み出した早大。この日は藤山とG小泉広翔(商1=京都・東山)のルーキー2人に加え、果敢にスリーポイントを狙ったG遠藤琢磨(商2=山形南)や、キレのあるプレーでチームを盛り上げた嘉手川太智(商2=沖縄・開邦)など新たな面々がコートに立った。後輩たちの躍進に、飯島主将も「俺が1、2年の頃よりすごい」と笑顔でコメント。チームのさらなる可能性を感じさせた。目標達成へ向け、早大・BIG BEARSの道のりはまだ始まったばかり。自分たちのバスケットを泥臭く貫き、「昇格」の2文字へ突き進む。

(記事 三浦佑亮、写真 権藤彩乃)

第100回関東大学リーグ戦 8月26日 (VS立大)

1Q2Q3Q4Q合計
早大30222823103
立大1312192973

◇早大スターティングメンバー◇

G#0 下山瑛司(スポ2=愛知・中部第一)

G#5 堀陽稀(スポ3=京都・東山)

F#6 三浦健一(スポ2=京都・洛南)

C#11 初宮嘉一(スポ3=東京・頴明館)

G#18 岩屋頼(スポ3=京都・洛南)

コメント

飯島慶記主将(人4=茨城・下妻一)

ーー開幕戦、どのような気持ちで臨みましたか

 リーグ戦は絶対1部に上がるというのがチームの目標であり、自分の目標でもあるので、絶対1部に戻ろう、チームを引っ張ろうという気持ちで初戦に入りました。

ーー試合を振り返って

 試合が始まる前から、入りからしっかりしていこうというのはみんなで言っていて。入りはすごく良くディフェンスをハードにして、前から当たってどんどん走って点差を広げることができました。中盤の緩くなってしまった時間帯に立教さんのシュートが入り始めて、点差は縮まらなかったにせよそういった時間帯があったのは改善点でもあります。それでも勝ち切れたというのは良かったと思います。

ーー今日の試合にはリーグ戦初出場のメンバーも多くいました。後輩たちのプレーをどのような気持ちで見ていましたか

 ちょっと変かもしれないですけど、僕が2年生でリーグ戦に出ていた時は、(当時の)4年生はこういう気持ちで見ていたんだろうなと(笑)。不思議な気持ちで見ていましたが、あいつらがコートに入る時は「思い切りやってこい」と声をかけました。特に太智に関しては思い切りやっていたし、広翔や藤山に関してもきちんと状況を見てプレーしていたなという印象があります。僕が1、2年の頃よりすごいなと思って見ていました(笑)。

ーーリーグ戦での個人的な目標は

 自分は2年からずっと流れを変える選手というのを目指してやってきたので、そこを最後まで貫き通したいです。キャプテンとしてどんな時でもコート内外から声を出してチームを引っ張るということと、重要な時間帯に試合に出られるよう頑張りたいです。

ーー次戦以降への意気込みをお願いします

 どんな相手でも早稲田のやるべきことは、ハードにディフェンスして、スクリーンアウトしてリバウンドを取って走ること。泥臭いところをしっかりやって、一戦一戦大切に戦っていきたいと思います。

藤山拓翔(スポ1=新潟・開始国際)

ーー開幕戦、どのような気持ちで臨みましたか

 初めてのリーグ戦だったので、1年生らしく、出た時にはちゃんとハッスルしてチームに貢献しようっていう気持ちで臨みました。

ーー後半はプレータイムが多くありましたが、ご自身のプレーを振り返っていかがですか

 シュートの調子とかそういうところは良かったんですけど、ディフェンスのところで相手にリバウンドを取られてしまいました。自分はリバウンドを強みとしてやっていますし、もっとそういうところを強くしていかないと、プレータイムをもらえないというのもあるので、もっとリバウンドも頑張りたいなと思いました。

ーー初めてのリーグ戦での目標は

 とりあえず自分のプレータイムを少しでも伸ばして、チームの勝利に貢献したいです。全勝、 一敗もしないという気持ちで、1部昇格を目標としてプレーしていきたいなと思っています。

ーー次戦への意気込みをお願いします

 明日は今日と違って留学生がいてポストプレー中心のチームなので、体を張ったプレーをしてチームの勝利につなげられるように頑張ります。