20日、ＷＥリーグ大宮アルディージＶＥＮＴＵＳは、ＭＦ宗形みなみ（スポ３＝マイナビ仙台レディースユース）が「2024年JFA・WEリーグ/なでしこリーグ特別指定選手」として認定されたことを発表した。ア式蹴球部女子（ア女）からは、今季初の特別指定選手となった。
セットプレーで左右両足を使い分けるなど、両足の精度の高いキックが持ち味の宗形。今季は中盤でのプレーが中心となっているが、左サイドでのプレーも可能なポリバレントな選手である。長短のパスを自在に操り、相手を揺さぶる宗形はア女の攻撃を司る存在だ。中央からスルーパスで決定機を演出するだけでなく、相手ディフェンスラインの裏へ飛び出し、自らシュートを放つなど積極的にゴールへ向かう姿が目立つ。
ＷＥリーグはクラシエカップが来週末に、リーグ戦が来月14日に開幕する。リーグ戦昨季７位に終わった大宮アルディージャＶＥＮＴＵＳは、就任２年目の柳井里奈監督のもと上位進出を目指す。抜群の攻撃センスを持つ宗形が、プロの舞台でも自慢の両足のキックで相手を翻弄し、ゴールへと迫るプレーを見せてくれることに期待したい。
（記事 荒川聡吾、写真 荒川聡吾、永田怜）