川西が3連覇達成!3部最優秀選手に選出

ボクシング男子

関東大学トーナメント 7月13日 後楽園ホール

7月13日、ボクシングの聖地と呼ばれる後楽園ホールで関東大学トーナメント(トーナメント)の男子決勝が行われた。早大からは、ウェルター級に川西響主将(スポ4=長崎東)が出場。準決勝と同様にRSC勝ちで相手を下し、トーナメント3連覇を果たした。

試合前のコンディションも良く、「いつも通りやれば勝てる」と臨んだ川西。試合開始直後は相手選手のラッシュが続いたが、それも想定内だったという。「様子を見ながら隙を逃さず攻撃する」というプラン通り、川西のパンチは着実に相手選手にダメージを与えていき、1ラウンド2分辺りからは連打を浴びせる展開に。1ラウンド2分20秒で1度目のダウンを奪った直後に再び相手選手がダウンし、2分33秒でのRSC勝ちとなった。これにより川西は準決勝に引き続きRSC勝ちでの優勝を達成し、3部最優秀選手にも選出された。

相手の隙を逃さず攻撃した川西

試合後には、「高校生の頃から憧れていた後楽園ホールで悔いの無い試合ができた。自分がここで試合をしたことで、後輩に良い刺激が与えられた。」と振り返った川西。主将としてチームを牽引してきた川西の様子が垣間見えた。

川西は2度目の後楽園ホールでの試合を「楽しめた」と語った

5月に始まったトーナメントもいよいよ最後の試合を迎え、幕を閉じた。次に早大ボクシング部がチームとして挑戦するのは、12月実施予定の早慶定期戦だ。昨年は0ー7で敗れたこの試合で、チーム一丸となって9年ぶりの勝利をつかみ取りたい。

(記事、写真 髙杉菜々子)

結果

▽ウェルター級

〇川西響 RSC(1R、2分33秒)

コメント

川西響主将(スポ4=長崎東)

ーートーナメント3連覇の率直な感想を教えてください

安心しました。絶対に勝たなければいけない試合だったので、勝つことができて良かったです。

ーー今日の試合に向けて、意識して練習していたことはありますか

いつも通りやれば勝てると思っていたので、落ち着いて、ということは意識していました。

ーー試合展開はどのように想定していましたか

相手の選手が最初にラッシュをかけてくることは予想していたので、様子を見ながら隙を逃さず攻撃していこうと考えていました。準決勝でRSC勝ちをしていたので、今回もできたらいいなと思っていました。プランがうまく働いたかなと思います。

ーー何か収穫はありましたか

自分が後楽園ホールで試合をすることで、後輩に良い刺激が与えられたかなと思います。

ーー2回目の後楽園ホールでの試合はいかがでしたか。準決勝の後に「楽しみたい」とおっしゃっていましたが、楽しめましたか

楽しめました。高校生の頃からずっと後楽園ホールで試合をすることが夢だったので、まだ早慶戦が残っていますが、今年もここで試合をすることができて満足というか。悔いなく引退できそうだなと思いました。

ーーしばらく試合のない期間に入りますが、今後の目標はありますか

もう早慶戦くらいですね。去年は負けてしまったので、自分が勝つことはもちろん、チームで勝つことも目標です。