全関東最終戦は悔しい結果に

自動車

前日まで降っていた雨が止み、曇天の栃木・つくるまサーキット那須で全関東学生ダートトライアル選手権(全関東ダート)が開催された。早大自動車部からは大矢根洋(文4=東京・和光)、宮崎巧郎(法4=富山・高岡)、吉田太郎(人3=大阪・早稲田摂陵)の3名が旧規定男子の部に出場した。早大は午前はトップに踊り出るも、後半は苦戦を強いられ、団体3位という結果に終わった。

ダートコースを走る早大車両

今大会は新車両と旧車両によってエントリーが異なり、早大は従来の旧車両を使用する旧規定にエントリーし、7つの大学で優勝を争った。最初に出走した吉田はある程度ペースを落としタイムを残すことを目指し、着実に走行をした。次に走った宮崎はリズムを守って走ることを意識したという。中盤に姿勢が乱れる場面があるも好タイムをマークした。午前の最後の出走となる安達は本大会に向けて、思い通りの方向へ車の向きを変えていくことを課題としていた。変則的なコースレイアウトであったが、車を思い通りに操り、午前のトップタイムをマーク。早大は午前走行終了時に団体トップにつけ、午後の走りにも期待がかかった。

昼休みに整備を受ける早大車両

ダートトライアルでは午後になると路面の小石などが捌けるため、午前は1位であった早大も積極的なタイムアップを狙っていく必要がある。ところが1走目に走った吉田が痛恨のミスコース。タイムを残すことができない。次の宮崎が悪い流れを変えるべく出走。3秒以上のタイムアップを果たし、個人5位のタイムを記録する。最後に出走した安達も、午前中のミスを直してタイムアップを果たし、個人4位のタイムを出した。しかし他大の著しいタイムアップについていくことができず、早大は団体3位という結果に終わった。

表彰式での安達と宮崎

今大会、早大は午前中に好タイムを記録し優勝に近い位置にいたが、午後の他大の大幅なタイムアップに追いつけず、3位という結果になった。次戦はまた、この丸和オートランド那須で行われる全日本学生ダートトライアル選手権だ。試合後には複数選手がライバルである慶大に勝つことを口にしていた。この大会から全日本戦となり、関西からも多くの強豪が参戦する。今大会のリベンジを果たすべく、早大自動車部は日々鍛錬を続ける。

(記事・写真 大西由雅)

大会結果

▽旧規定男子団体の部

3位 早大

▽個人順位

4位 安達 1分50.72

5位 宮崎 1分52.18

11位 吉田 1分56.07