山﨑、確かな成長感じた銅メダル

レクリング

 昨年、スーパールーキーとして早大レスリング部を引っ張った山﨑弥十朗(スポ1=埼玉栄)。9月以来の国際大会となるデーブ・シュルツ国際大会の2日目、男子フリースタイル74キロ級に学生選抜選手として出場した。シニア選手も出場するこの大会で山﨑は初戦で敗れるも敗者復活戦を勝ち上がり、銅メダルを獲得した。

 「試合前に体調不良になってしまい、思うように動けなかった」(山﨑)。優勝を目指して挑んだこの大会だったが初戦は本来の実力を発揮しきれず、いきなり3-9で敗れる。しかし、敗者復活戦の初戦では地力を見せてカナダ選手に4-0で勝利。続く2試合が連続で不戦勝となり、進んだ三位決定戦では11-1のテクニカルフォール勝ちを収め、シニアの国際大会では自身初となるメダルを獲得した。

 「万全であれば優勝は狙えたと思う」とシニア選手が相手でも十分に渡り合える実力が備わっていることを山﨑自身が実感した大会となった。しかし、「疲れてきたところからの粘りが足りない」と4月のJOCジュニアオリンピックカップに向けての課題も残る。来季の更なる飛躍に向け、未来の早大の柱となる男は貪欲に己を磨き続ける。

(記事 皆川真仁)

結果

▽74キロ級

山﨑 10選手中3位

コメント

山﨑弥十朗(スポ1=埼玉栄)

――今大会への目標、意気込みはどのようなものでしたか

久しぶりのシニアの国際大会であったので優勝するつもりで行きました。また、自分の力がどのくらい通用するのかを確認するいい機会だと思いました。

――試合内容を振り返って

試合前に体調不良になってしまって思うように動けなかったです。体調管理は徹底していたけれど、なってしまったことは仕方ないと思います。万全であったら優勝は狙えたと思います。

――大会で得た収穫や課題は

シニアの海外選手と戦えるようになってきていると感じました。着実に実力はついてきています。反省として、疲れてきたところからの粘りが足りないと思いました。最高心拍数になったところから動けるようにトレーニングしていきたいです。

――今後の目標は

4月のJOCジュニアオリンピックカップにフォーカスを当てて、完封優勝したいです。