ハンガリーで行われた世界学生選手権。出場資格の関係により現役学生とこの春に卒業したOBも含めて、ワセダからは3選手が代表として派遣された。5日間の大会の中で、第3日目に出場した女子53キロ級・田中亜里沙(スポ4=埼玉栄)が3位に入賞。最終日に登場したグレコローマンスタイル(グレコローマン)66キロ級・中井堅太(社4=南京都)は2回戦で敗れ7位となった。
8選手が出場した女子53キロ級。田中は1回戦でナタリー・イーサー(スイス)と対戦し、10—0のテクニカルフォール勝ち。準決勝でフォール負けとなり、3位決定戦に回った。最後の対戦相手はカナダのブライアン・ベリー。8—0で勝利を収め3位入賞となった。
最終日の中井が出場したグレコローマン66キロ級には、16選手がエントリー。1回戦ではセルビアのミラン・ポポビックと対戦しフォールで下した。2回戦の相手はテプベルゲノフ(カザフスタン)。両者ともポイントを取り合う展開となり、惜しくも6-10で敗れ上位進出とはならなかった。
国際大会で銅メダルを獲得した田中。国内のみならず海外でも実力が示された証拠と言えるだろう。中井も2回戦で敗れたがフォール勝ちを収め、健闘を見せた。外国人選手との対戦で得た収穫をどれほど次に生かせるか。全日本学生選手権に期待がかかる。
(記事 高畑幸)
結果
▽女子
53キロ級 田中 3位
▽グレコローマンスタイル
66キロ級 中井 7位
▽フリースタイル
74キロ級 北村公平(平26教卒=現阪神酒販) 10位